はじめに
「大学附属高校に入れたら、大学受験を回避できる?」
「附属高校で英検はどう活きる?」
「内部進学に必要な英語力は?」
大学附属高校は、附属大学への内部進学が可能な高校です。中学受験で英検を取得した子の保護者にとって、附属高校は長期戦略の最重要選択肢の一つになります。
本記事では、早慶・MARCH・関関同立など主要大学の附属高校の英語事情と、英検の活かし方を整理します。
大学附属高校の3つのタイプ
附属高校は、内部進学の仕組みによって以下の3タイプに分かれます。
タイプ1:付属校(ほぼ全員が内部進学)
- 大学への内部進学率:ほぼ100%
- 例:早稲田大学高等学院、慶應義塾高校、早稲田実業
タイプ2:系属校・準附属(多くが内部進学)
- 大学への内部進学率:70〜95%
- 例:早稲田大学本庄高等学院、中央大学杉並、明治大学付属明治、法政大学高校
タイプ3:附属校(半数程度が内部進学)
- 大学への内部進学率:40〜70%
- 例:青山学院高等部、立教池袋・新座、学習院高等科
タイプ1・2に近いほど大学受験回避のメリットが大きく、タイプ3は他大学受験も視野に入る選択肢です。
主要附属高校の英語事情
早稲田系附属高校
早稲田大学高等学院
- 特徴:早稲田大学への内部進学率ほぼ100%
- 入試:英検優遇制度は明示されていないが、面接や内申書で評価
- 入学後:英語授業は週6〜7時間、英語スピーチコンテストも定期開催
早稲田実業学校 高等部
- 特徴:早稲田大学への内部進学が中心
- 入試:一般入試・推薦入試があり、英検の評価は学校公式情報で要確認
- 入学後:早稲田大学系列の高校として英語教育に力を入れる
早稲田大学本庄高等学院
- 特徴:埼玉県本庄市にある共学校、早稲田大学への内部進学率非常に高い
- 入試:英語自己推薦入試あり
慶應義塾系附属高校
慶應義塾高校(神奈川)
- 特徴:慶應義塾大学への内部進学率ほぼ100%
- 入試:一般入試 + 帰国生入試
- 入学後:第二外国語必修、卒業時には英語+第二外国語のバイリンガル基礎レベル
慶應義塾女子高校(東京)
- 特徴:女子校、慶應義塾大学への内部進学
- 入試:英検準1級以上の取得者は出願時のアピール材料として有効
慶應義塾志木高校(埼玉)
- 特徴:男子校、慶應義塾大学への内部進学
- 入試:英作文や英語面接の比重が高い
MARCH系附属高校
明治大学付属明治高校(東京)
- 特徴:明治大学への推薦進学
- 入試:英検優遇制度の有無は学校公式情報を要確認
中央大学杉並高校(東京)
- 特徴:中央大学への推薦進学
- 入試:英検取得者の推薦が話題に上る
中央大学高校(東京・小石川)
- 特徴:中央大学への推薦進学率高い
- 入試:英検準2級以上の出願基準あり(推薦の場合)
立教池袋高校・立教新座高校(東京/埼玉)
- 特徴:立教大学への内部進学率高い、英国英語圏との交換留学プログラム充実
法政大学高校・法政大学第二高校(東京/神奈川)
- 特徴:法政大学への内部進学率高い
- 入試:英検準2級以上の取得者を優遇する制度の有無は要確認
青山学院高等部(東京)
- 特徴:青山学院大学への内部進学率約80%
- 入試:英語面接や英検取得者へのアピール材料あり
関関同立系附属高校(参考)
関西学院千里国際高等部(兵庫)
- 特徴:関西学院大学への内部進学、国際的な学び
- 入試:英検2級以上が事実上の出願基準
立命館高校(京都)
- 特徴:立命館大学への内部進学
- 入試:英検優遇制度の有無は学校公式情報を要確認
注意:上記の入試制度の有無や級別の優遇内容は学校・年度ごとに変動します。出願前には必ず各校の公式募集要項をご確認ください。
大学附属高校で英検が「活きる」3つの場面
場面1:高校入試での出願基準・優遇
多くの大学附属高校で、推薦入試や帰国生入試で英検取得が評価されます。級別の目安:
- 準2級:中堅大学附属の出願基準
- 2級:上位大学附属の標準ライン
- 準1級:難関大学附属で強い武器
- 1級:最難関大学附属でも明確なアドバンテージ
場面2:入学後の英語授業
附属高校は英語授業の質が高いことで知られています。
- ネイティブ教員による授業多数
- 英語の原書を教材に使用
- ディスカッション・ライティング中心の授業
英検取得経験者は入学後の授業についていきやすく、上位クラスに入りやすいです。
場面3:内部進学時の評価
附属大学への内部進学では、高校での成績が評価されます。
- 英語の成績が学部選択に影響
- 国際系・外国語系学部の人気枠は英語成績が決め手
- 英検準1級以上の取得は内部進学の推薦書類で強く評価
大学附属高校を選ぶときの3つの注意点
注意点1:「楽な道」ではない
附属高校は大学受験を回避できるメリットがありますが、入学後の学習負担が軽いわけではありません。
- 厳格な成績基準(進級・卒業要件)
- 高校3年間で大学のレベル相応の学力を積み上げる必要
注意点2:内部進学の「学部選択」競争
希望する学部に進めるかは、高校での成績順で決まります。人気学部(経済・法学・国際系)は内部競争が激しいです。
注意点3:他大学受験との両立は困難
附属高校から他大学を受験することも可能ですが、カリキュラムが内部進学前提で組まれているため、他大学受験の対策は塾・予備校で別途必要になります。
中学受験で英検2級まで取った子の戦略
中学受験で英検2級まで取得した子は、大学附属高校への進学が現実的な選択肢になります。
戦略パターン
パターンA:附属中学校→そのまま附属高校→大学
- 中学受験で附属中学校に合格
- 中高6年間で英検準1級〜1級
- 大学では国際系学部・難関学部を狙う
パターンB:私立中学校→大学附属高校→大学
- 中学受験で英語強化型の中学校に進学
- 高校受験で大学附属高校(早慶・MARCH)にチャレンジ
- 内部進学で大学へ
パターンC:公立中学校→大学附属高校→大学
- 中学校では公立で内申書を確保
- 高校受験で英検優遇を活かして大学附属に
- 内部進学で大学へ
まとめ
- 大学附属高校は大学受験を回避できる長期戦略の選択肢
- 早慶・MARCH・関関同立それぞれに特色ある附属校
- 入試での英検優遇は学校により大きく異なる、公式募集要項を必ず確認
- 入学後の英語授業の質が高く、英検取得者は有利
- 内部進学の学部選択にも英語成績が影響
- 中学受験で英検2級まで取った子の自然な進路として附属高校が浮上
附属高校は「英語が得意な子の長期投資先」として、中学受験から続く戦略の重要な選択肢です。お子さまの興味・適性と附属大学の学部構成を見比べながら、慎重に選んでください。
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各校の最新情報は公式サイトでご確認ください
附属高校の入試制度・英検優遇は学校ごとに異なります。出願前には必ず以下の公式サイトの最新募集要項をご確認ください。
- 初回公開:2026年5月
- 最終確認:2026年5月
- 対象年度:通年
- 編集体制:編集部が公式情報・各種公開資料をもとに独自調査
最新情報は必ず各機関・各校の公式サイトでご確認ください。誤りを発見された場合はお問い合わせよりご連絡ください。

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