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中学受験でよく使われる本リスト【番外編:国語】|物語文・説明文の定番作品

目次

はじめに【番外編】

英語で受験ナビでは英検を中心に英語入試の情報をお届けしていますが、中学受験は「英語ができれば合格」というわけではありません。国語の読解力こそが、すべての教科の理解を支える土台です。

「うちの子、国語の読解が苦手で…」

「中学受験の国語って、どんな本から出題される?」

「読書で読解力を上げるなら、何を読ませればいい?」

本記事では編集部が独自にまとめた、中学受験で過去に頻出となった本のリストをご紹介します。出題校での実績や、複数の中学受験塾が読書推薦リストに挙げる作品を中心に整理しました。


物語文の定番作品

小学生〜中学生の心情を描いた現代作品

中学受験の物語文では、小学生〜中学生が主人公で、家族・友達・学校との関係性を描いた作品が多用されます。

重松清『くちぶえ番長』『きみの友だち』『小学五年生』

  • いじめ・友情・家族など、小学生のリアルな心情を描く名作多数
  • 中学受験国語で過去に最も多く出題されている作家のひとり

森絵都『カラフル』『風に舞いあがるビニールシート』『つきのふね』

  • 思春期の繊細な感情を表現する代表作家
  • 入試で「気持ちを答えなさい」型の問題に頻出

湯本香樹実『夏の庭』『岸辺の旅』

  • 「死」「別れ」をテーマに、子どもの目線で描いた名作
  • 高学年向けの少し重めのテーマ

瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』『あと少し、もう少し』

  • 中学受験頻出の女性作家
  • 家族の絆・部活動など、心情描写が美しい

宮下奈都『羊と鋼の森』『よろこびの歌』

  • 「成長」「夢」がテーマの作品が中心
  • 中学入試の物語文で安定して出題

ファンタジー・冒険系

上橋菜穂子『獣の奏者』『精霊の守り人』

  • ファンタジーながら、深い人生のテーマを含む
  • 中学入試の長文読解で抜粋されやすい

梨木香歩『西の魔女が死んだ』『りかさん』

  • 自然・命・家族を描いた瑞々しい作品
  • 道徳的なテーマを含むため出題傾向あり

大人と子どもの関係を描いた作品

椎名誠『岳物語』『岳物語完結編』

  • 父と息子の関係を描いた自伝的小説
  • 出題実績が長年積み重なっている

あさのあつこ『バッテリー』シリーズ

  • 中学野球を舞台にした友情・成長物語
  • 出題校の幅が広い

説明文・論説文の定番作品

子どもにも理解しやすい思想・社会系

池上彰『そうだったのか!』シリーズ

  • 時事問題や社会の仕組みを平易に説明
  • 中学受験の説明文で頻出

養老孟司『バカの壁』『身体の文学史』

  • 思考の枠組みを問う代表作家
  • 抽象的な内容を子ども向けに抜粋

外山滋比古『思考の整理学』

  • 「考えることとは何か」を問う名著
  • 高学年向けの抜粋が多い

自然・科学系

福岡伸一『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』

  • 生命科学を文学的に語る代表作家
  • 理科と国語の架け橋になる作品

茂木健一郎『脳と仮想』『感動する脳』

  • 脳科学を平易に解説
  • 出題傾向あり

教育・社会論

加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』

  • 歴史を深く考えるための名著
  • 高難度校の説明文で抜粋

若松英輔『悲しみの秘義』

  • 内省的な文章で、心情把握問題に出題されやすい

ノンフィクション・伝記

中学入試の国語では、実話・伝記をベースとした作品も出題されます。

  • 石井光太『絶対貧困』
  • 山本博文『戦国大名の危機管理』
  • 高野秀行『謎の独立国家ソマリランド』

これらは「事実を踏まえて自分の意見を述べる」型の記述問題で活用されます。


英語学習との関係

「中学受験のために英検取得を頑張っている」というご家庭も多いと思います。実は読書習慣は英語の読解力にも直結します。

国語の読解力 = 英語の読解力の土台

  • 日本語で物語の流れを追う力は、英語の長文読解でも必要
  • 登場人物の心情を理解する力は、英検2級以上の物語文で問われる
  • 抽象的な論理を追う力は、英検準1級以上の論説文に必須

読書時間の作り方

中学受験勉強と英検対策で忙しい子こそ、1日10分の読書時間を確保することが大切です。

おすすめは:

  • 寝る前の10分間
  • 食事のお供に短編集
  • 通塾の電車内で文庫本

詳しくは 中学受験における英語学習スタート時期 で、英語学習と他教科のバランスについて触れています。


まとめ

  • 中学受験の国語では、重松清・森絵都・湯本香樹実などの心情描写型作家が頻出
  • 説明文では池上彰・養老孟司・福岡伸一などの平易だが深いテーマが多用
  • 物語文・説明文ともに、「自分で考えて意見を述べる」記述問題に対応するための読書が重要
  • 読書習慣は英語の読解力にも直結、1日10分でも続けることが効果的

中学受験の国語は、点数を取るための「テクニック」より、普段からの読書習慣が最大の差別化要因になります。お子さまにとって楽しめる作品から始めて、少しずつ世界を広げていってください。

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公式情報

各作家の作品リスト・新刊情報は出版社の公式サイトでご確認ください。

本記事について
  • 初回公開:2026年5月
  • 最終確認:2026年5月
  • 対象年度:通年
  • 編集体制:編集部が公開資料・各種出題傾向データをもとに独自調査

出題作家・作品は各校・各年度により変動します。最新の出題傾向は志望校の過去問でご確認ください。

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